ユーザー向け解説


ユーザー向け解説

はじめに

それでは、ユーザーの視点からリップルを理解することから始めましょう。
この説明にあたって、私たちは、インターネットを使ってボブにお金を支払いたいアリスからの目線でいろいろと検討してみることにしましょう。

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アリスは現金を持っています。ボブは現金を必要としています。しかし、アリスとボブは、物理的に遠く離れています。多分、どちらも別の国にいて、違う現地の通貨を使っています。
というわけで、アリスは地元のRippleゲートウェイに助けを求めます。

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1. アリスは、ゲートウェイのアドレスに「トラストライン(与信枠)」を設けます。これにより、アリスが自分の取引を手伝ってもらうために、そのゲートウェイを信用しても構わないということをRippleに伝えます。
2. アリスは、ゲートウェイに100ドル「預金」します。
3. その見返りに、ゲートウェイは、アリスの与信枠に100ドルの残高を「発行」します。アリスと別の場所で、ボブは自分用の地元のゲートウェイを見つけて、信用しました。

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ですから取引を行うために、Rippleが最初にしなければならない事は、アリスからボブへのトラスト・パスウェイ(信用「経路」)を見つけることです。 二つのゲートウェイ間には、そのクラウド上のパスウェイ(経路)を使用している一つもしくはそれ以上の他の関係者がいるかもしれませんが、アリスとボブのどちらも気にする必要がありません。

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次に、アリスがボブに支払いを行うとき、Rippleは各当事者の残高を適切に調整し、取引の細部に至るあらゆることを処理します。

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1 )アリスのゲートウェイ残高は、他の誰かに残高が移転することによって減少します。 2 )ボブのゲートウェイ残高は、誰か他の人の残高を移転させることによって増加します。
当社は、この一連の残高調整を「リップリング」取引と呼んでいます。同時に複数の金融機関の取引を処理することにより、Rippleは金融システムから不要な待ち時間と諸経費を取り除きます。
その後、ボブは、ゲートウェイの残高を維持し、自分の支払いに充てることができます。または、ボブは自分の残高を「清算」し、地元のゲートウェイから現金を「引き出す」ことができます。

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銀行を超えた機能

確かに、一見したところ、Rippleは、多くの点で昔からある銀行システムと同じように思えます。しかし、Rippleのアカウントは、ユーザーに昔からの取引銀行を越えた機能を与えます。
例えば、アリスは、自分の子供用にサブアカウントも開設することができます。
そうです、アリスがティーンエイジャー(13歳から19歳までの若者)の子供たちに、それぞれ週20ドルのお小遣いを渡すことにも使えます。
それぞれの子供は、自分のRippleアカウントを取得し、母親との「トラスト」関係を持ちます。この機能を利用すれば、アリスが子供たちのお金を保有し、家族のためのミニゲートウェイの役割を担うことができます。

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毎週、アリスは、それぞれの子供に20ドルの小遣いを「支給」するのです。
アリスのゲートウェイのトラストライン残高は、誰もゲートウェイにあるお金を使ったり、引き出したりしなければ、変更されないことに注意してください。
しかし、今、アリスはそれぞれの子供に20ドル支給したので、正味のアカウント残高が40ドルになります。

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さて、キャロルがデイブのためにいくつか雑用をしてあげた場合、デイブは、Rippleを利用してお小遣い残高の一部を、キャロルにお礼として支払うことができます。

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しかし、さらに良いのは、キャロル、デイブおよびエドワードは、それぞれが現金を持っているように、母親の手をかりることなしに自分のRipple残高を使うことができるのです。
彼らが自分の直接のゲートウェイアカウントを持っていない場合でも、これは可能です。
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キャロルの支払は、母親のゲートウェイアカウントを通じて簡単に、業者へ「リップル」されます。

ファミリークレジット

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さて、エドワードが自分の残高を超える何かを購入したいとしたらどうでしょう。アリスがそれで構わないと思っているならば、アリスは小遣いの前払いとしてエドワードにクレジット(信用)を与えることができます。
アリスはエドワードに「信用」を与え、エドワードはアリスから「差額」を借りたことになります。
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業者に支払いする一方で、Rippleはエドワードの小遣い残高から20ドル清算し、母親に10ドルの小遣いクレジット(信用)を発行します。エドワードの正味残高は、次週の小遣い支払いまでプラスになることはありません。

アカウント・ポータビリティ

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もっとすごい機能は、アリスは、あらゆるRippleとの取引関係を失うことなく、ゲートウェイを変更することができるということです。アリスの公式Rippleアドレスは、電話会社を移しても電話番号が同じであるように、そのまま変わらないのです。アリスの家族は、ゲートウェイを変更したことさえ気づきません。

多通貨

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アリスがゲートウェイを移動しても、別の現地通貨で複数のゲートウェイの信用を活用することができます。そのようにして、アリスは、実際の財布と同じように、Rippleアカウントに多種類の通貨を保有することができるのです。

通貨換算

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移動の前に、アリスは、自分で為替レートを選択し、市場に指値注文することにより、地元で使っているドルをユーロに交換することができます。
さもなければ、Rippleに組み込まれた通貨コンバーターを使用して、現行市場の最優遇為替レートの適用を受けることもできます。

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いずれにしても、Rippleは、スマートフォンを使わなくても、アリスが必要とする通貨を取引してくれる相手を見つけます。

自動複数通貨間支払い

外貨を保有していなくても、アリスとその子供たちは、いつでもヨーロッパの業者にユーロでの支払いができます。Rippleが自動的に最善の交換レートを計算し、それぞれの買い物がドルでいくらになるかアリスに教えてくれます。

全容
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パスファインディング(最短経路検索)とプライシング(価格決定)
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残高バランス調整
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Rippleクライアント

RippleのWebクライアントは、これらすべての手続きの秘密を保護するために最善をつくします。ユーザーがRippleアドレスと金額を入力すると、誰にも見られないようにRippleは、常に次の手順に従います。

1.ユーザーのアドレスから目的地まで最善のパス(経路)を探します。
2.ユーザーの現地通貨に換算していくらの支払いになるか報告します。
3.ユーザーに送金の許可を求めます。
4.パス(経路)にあるそれぞれのトラストライン残高を適切に調整します。




  • 最終更新:2014-04-13 01:35:44

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