Rippleエコシステム


Rippleエコシステム

Rippleエコシステムは、4つの共通ユーザー役割で構成されています。その4つとは、カスタマー、業者、ゲートウェイ、 マーケットメーカーです。Rippleユーザーは、誰でも、この4つの役割から自分の役割を選択することができます。特別に取得したアドレスも、許可も不要です。それぞれのRippleアドレスの役割を識別する唯一の方法は、Rippleアドレス同士の関係を見ることになります。
本章では、この4つの共通ユーザー役割と、各役割の互いの関連性について説明して行きます。

カスタマー

アリスは、カスタマーであり、他のカスタマーと同じようにRippleに参加してローカルなゲートウェイを信頼しています。本章では、わかりやすいように カスタマー ・アドレスを緑色で示します。この役割のユーザーは、そのネイティブな通貨を取り扱うローカルなゲートウェイ への単独の信頼ラインを一本だけ持つことになります。

業者

ボブは、業者であり、他の業者と同じようにRippleに参加し、やはりその ゲートウェイを信頼しています。ほとんどの業者は、カスタマー同様、支払いを受領するローカルな 単独のゲートウェイ 一本のみを信頼しています。

ゲートウェイ

ゲートウェイは、双方の取引パーティにとって、信頼されてお金を保有できる共通パーティの役割を果たしています。この存在により、取引パーティ同士が対面したことがない場合でも、迅速かつ信頼性のある支払いが可能となります。カスタマーと業者は、ゲートウェイを信頼していますが、ゲートウェイには他者への信頼が不要であるため、ゲートウェイは、識別可能ハブとスポークパターンを採用しています。各集団クラスターは、ローカルなビジネスコミュニティを表しています。

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世界をまたがって、各ビジネスコミュニティがそれぞれの地域のローカルなゲートウェイを形成しています。ローカルな通貨でも、他のどの通貨でも、それぞれの取引で選択できます。

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マーケットメーカー

Rippleマーケットメーカーは、これらの離れた取引コミュニティを統一ネットワークに繋いでいます。

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マーッケットメーカーは、 複数のゲートウェイを信頼し、一つのゲートウェイの預金残高を他のゲートウェイに提供したり販売したりします。アリスがあらゆるRipple業者から購入するのに必要な経路は、この市場が提供しています。その際に業者が選択する通貨やゲートウェイの種類を気にする必要はありません。

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買い手から売り手への経路が一つ出てくると、Ripple 取引は、双方のゲートウェイのオンライン残高の信頼性を同時に調整します。 マーク (Market)は、アリス・ドルを彼から受け取ったユーロ・ベルナルドに交換します。マークもベルナルドも、直ちに彼らの資金を引き出すことができます。

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ビジネス統合

当然のことながら、多くの現存するビジネスにおいて他の金融ネットワークを介した支払いが受け入れられています。ACH、SWIFT、あるいはカードネットワークなどの代替支払いネットワークを既に導入しているところも多くあります。

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Rippleは、ビジネスにそれぞれの既存のビジネスシステムをRippleネットワークに統合するために使用できるシンプルなJSON API を提供しています。統合の意味するところは、ユーザーが所有するRippleアドレスを 必要に応じて入金支払いや出金送金に適するように自動的に監視するということです。

業者

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ボブのような業者は、単に自身の基盤となるRipple アカウントを作成し、自分が選択したゲートウェイを信頼します。Ripple API が、リアルタイムで彼女の支払いを照会することで、前から使っている買い物カゴでアリスの注文を決済することができます。

マーチャントペイメントプロセッサー(販売支払プロセッサー)

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多くの業者に提供されるペイメントプロセッサーは皆、単一のRippleプロキシーアカウントを経由してRippleの支払いを受領できます。業者にはプロセスを変更する必要はありません

コンシューマーペイメントプロセッサー(顧客支払プロセッサー)

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同様に、顧客カードの発行者やアカウントのプロバイダーは、それぞれのユーザーにRipple による支払いを、単一の基本プロセッサーアカウントを介して送信できます。

Rippleの連合したアドレスプロトコルを使って、 利用者側の顧客は電子メール形式のアドレスを使って買い物ができます。その際に、各自の支払いプロセスの背後でRippleが稼働していることに気づくことすらないのです。


ローカルな関係性

Ripple におけるそれぞれの関係性は、互いを知っていてビジネスを一緒に行いたいと考え選択した2つのパーティの間で成り立っています。

カスタマー

ほとんどのRippleユーザーが扱うローカルなゲートウェイは、たった一つです。その一本の信頼ラインであるゲートウェイによってRipple ネットワークを使うあらゆるビジネスユーザーとの取引が可能になります。カスタマーの観点から見ると、ゲートウェイが支払いにことを詳細まで全て扱うことになります。

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業者

同様に、ほとんどのRipple業者が扱うローカルなゲートウェイも、たった一つです。業者が考える必要があるのは、ローカルな通貨での値付けと支払いの受領のみであるにもかかわらず、Rippleを使えば、業者は世界中誰にでも販売活動ができるのです。

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ゲートウェイ オペレーター

取引に関連したゲートウェイは、常にローカルで発生します。ゲートウェイが直接のユーザーの当座の枠を超えてお金を送金することはありません。これにより、ゲートウェイオペレーター同士は、お互いに知っている(KYC)という関係になります。このことによって、顧客の取引がローカルな法規制に準拠しているかを確認する作業も簡略化されます。

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マーケットメーカー

マーケットメーカーは、その取引による流動資金の換金を提供するゲートウェイのみを使って取引を行います。その取引に、国際的な金融取引が必要な場合は、マーケットメーカーにはローカルな法規に従う義務があります。
マーケットメーカーは、複数のゲートウェイの顧客となるので、何度も KYC関係を結ぶこともしばしばです。このことは、ユーザーの支払いがすべて信頼できる個人を介して支払われていることを確認するのに役立ちます。

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マルチビジネストランザクション(複数の事業体での取引)

共有帳簿を使うことで、Rippleのシステムは、単一の原子ステップで4つの別々のビジネス単位がそれぞれの効果をもたらす取引を処理できるようになります。各パーティに必要なことは、その当座の取引相手のみを知り、信頼することのみであるにもかかわらず、誰もがグローバルな取引ができるのです。

A1_26.jpgMerchant→業者



  • 最終更新:2014-04-13 01:34:37

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